雨で大きく浮上するデニムアンドルビーに期待

今週勝つと、二週連続G1という快挙に進める内田騎手。
ジェンティルドンナが乗り替わりになったので、岩田騎手
との戦いも、このエリザベス女王杯までですね。寂しい。
まあ、乗り替わりが多くて、日本人騎手や、多くの他の
馬も登場してこないかもしれません。
アドマイヤラクティはウイリアムズ騎手ですから、JRAの
発表よりも先に鞍上が発表になるのも不思議です。

さて、エリザベス女王杯の本命はデニムアンドルビー。
やはり週末は重馬場に近い感じがしますから。
他にも、重馬場得意の馬はいますが、ちょっと抜けている
感じがしますね。
相手の筆頭は、昨年２着のヴィルシーナ。牡馬との対戦が
多くて、負けている印象が強いとは言え、牝馬同士なら
それほど大きな負け方はしていません。

まだまだ走れる器ですし、距離的にはここが限界でしょう。
３歳馬とは違ったローテーションで理想的です。
問題は岩田騎手のリズムか。ちょっとあまり良い感じでは
ないですから、そろそろしっかり結果を残して欲しい。
重賞以外では勝っているのですが、最近は勝鞍も少し
減ってきた印象です。

ヘイローよりは乗りやすいメイショウナルト、長い直線で踏ん張りきれるか？

あまりに速い流れになってしまった天皇賞秋でしたが、
メイショウナルトで逃げることはないでしょうね。
３番手くらいから折り合って、それほど切れる脚がない
だけにどの辺りでスパートしてくるかになってくるのでしょう。
ただ、もともと期待されていた一頭ですから、まだまだ成長
過程にあるとすれば、もしかしたら圧倒的な強さを見せてくれ
ることも想定しておきたいですね。ここを勝負するようなこと
があれば、まさかジャパンカップにくるとは思えないので
すが、どのようなステップを踏んでくるのか、少し楽しみ。
中京でも、最後の直線で踏ん張っていたりしましたからね、
東京でも踏ん張るのかもしれません。

相手の筆頭は、やはり昨年の覇者、ルルーシュ。今ひとつ
安定感はありませんが、東京競馬では結果を残してきていま
すし、この距離での実績はありますからね、昨年は有馬記念
に行って、敗退してしまいましたが、今年はジャパンカップ
で短いレース間隔になりますが、向かっていって欲しい。
今年は、強い海外勢が来るのだろうか？きっちりと結果を
残してきて欲しいですね。

何故か乗れてきた福永騎手、運が巡っているのか？

エピファネイアは強かったですね。前に行ったネコタイショウ
が外から被せてくれなかったら、オルフェーヴルのように
逸走していた気もするような最初のストレートでした。
池添騎手に感謝するしかないと思うのですが、それも運と
考えたい。そういう意味では毎日王冠のエイシンフラッシュ
の勝利から、明らかに流れが良くなった気がする福永騎手。
好位からあっさり抜け出すだけで、快勝してしまいましたから
まさに乗っているだけで良いという感じです。

と考えると、やはりご夫人の妊娠に起因しているのかも
しれません。子どもができると、何故かパワーを貰うパパが
多いですからね、ボクシングの村田選手もお子さんがいな
ければ、ここまで来ていないかもしれませんから。

昔、武豊騎手が勝利の道が見えるとコメントしていましたが、
乗れてる騎手には、その道が見えているものと想定したい。
そうなると、流れから期待したくなるのはジャスタウェイ。
昨年と同じ毎日王冠の２着からの参戦ですが、今年の方が
メンバーは大幅に楽になりましたから、勝ち負けになって
間違いなさそう。しかも少し湿った方が他のメンバーの
切れ味が削がれるだけに、余計に運が巡ってきた感じです。
トウケイヘイローが速い流れで引っ張ってくれるだけに
外に出すのも楽にできそうですし、最近は中団に位置取り
できていますから、一気にG1ゲットする可能性を感じたい。

負けるとすれば、ジェンティルドンナにまさかの化物、
トウケイヘイロー。本当は良馬場で時計勝負の方が合いそう
なトウケイヘイローですが、距離が延びてされに好走して
くるようなら、有馬記念に来てほしいのですが、海外との
ことですから、来年の凱旋門賞に向かって欲しい気も。

雨になると不気味な抽選馬ネコタイショウか？池添騎手の意地が炸裂する

信じられないことに、池添騎手の秋のＧ１で大活躍している
状況に、唖然とさせられるのですが、菊花賞は抽選馬での
参戦になっているようです。もし、１／６の抽選に通らな
かったら、出走はかなわなかったのですが、どういう訳か
ネコタイショウが出走できることになり、なんとか出走
できるのですから、凄い強運の持ち主としか言えませんね。
あれだけのＧ１の相手関係から、３着に食い込んできている
のですから、レースが上手なのはもちろんのこと、あまり
無謀な勝ちに行くレースをしていないとも言えます。
しっかりと内で我慢して、勝ちに行って欲しいのですが、
逃げ馬ですからね、内枠に入ったことで、なんとか先頭に
立って、自分のペースで逃げ切って欲しいところ。
ただ、バンデとどのような位置取りになるのかが問題で
しょうね。それだけに、お互いに上手く乗り切って欲しい。
どちらが先頭に立つのかは微妙ですが、バンでも逃げないと
勝っていませんから、お互いに離れた１，２番手を追走
してきて欲しいところです。そうなるとネコタイショウにも
チャンス濃厚と見たい。
ただ、勝ちきるには力不足でしょう。３着までと考えたい
ところ。しっかりとした末脚よりも、中団からレースが
できるダービーフィズに期待したいですね。距離にも適応
できるタイプですから、楽しみな一戦になりそうです。

強いのはやはりG1馬か？府中牝馬はマルセリーナに期待

秋華賞はメイショウマンボが他のメンバーを圧倒しました
ね。これだけ強いと、勝って凄いとしか言い様がないです
し、やはりオークス馬で大崩の少ない素晴らしい馬です。
桜花賞が終わった後に、オークスまでの間でいっきに
馬体が大きくなりましたし、牡馬の中に入ってもまったく
見劣りしない雰囲気ですから、３歳牝馬の中では群を抜く
強さでも不思議ではありませんね。ただ２着に来た
スマートレイアーは、もしかしたら化物かもしれません。
デニムアンドルビーを差していますし、しっかりスタート
を切ることができていれば、あっさり勝っていても
不思議ではない馬。エリザベス女王杯に向かうのはちょっと
しんどいので、このまま休みに入って欲しい気がする
のですが、来年に大きく飛躍する１頭になりそうな感じ。
キズナは佐藤哲三騎手に戻して、来年はこの馬で勝負して
もよい気がしますね。ちょっとレベルが違う感じです。
まあ、あのまま勝っていたらトレヴ並だったのですが。
ということで？やはりG1馬が強いことがわかると、
府中牝馬ステークスはマルセリーナからですね。内枠に
入りましたから、早めに抜けだして勝ち切ってくれると
想定したい。

調教代わりになったショウナンマイティ、立て直しは間に合うのか？

ショウナンマイティは、１８キロ減という異常な感じに
見えた毎日王冠でしたが、上がりは３３秒台ですし、それほど
悪くはありませんでしたね。ただ、どうしても勝ち負けにな
らないと、馬券の対象ではありませんから、これから本番に
向けてどこまで復活してこれるのか、少し微妙な感じがして
きます。最近は負けても大負けはありませんでしたから、
馬券に絡まないで負けたのは、かなり前までさかのぼってし
まいます。それだけに、完全に負けた後、どこまで復帰して
これるのか、気になりますね。
能力的にG1級というのは、誰もが認めているところだと思う
のですが、一度調子を崩したサラブレッドは、復活するのに
時間を要しているのが一般的。しかも走ったり走らなかった
というパターンできているタイプではないだけに、心配に
なってしまいますね。

さて、来週は牝馬クラシックのラストを飾る秋華賞。
もうそういう時期なんですよね。デニムアンドルビーが
どのようなレースをしてくれるんかが気になるところです
が、今回は叩いて変わりそうなメイショウマンボが楽しみ。
さすがにオークス馬というイメージの前走でした。
今回は、しっかり勝ちにくることでしょう。期待したい。

今ひとつ上に行けないヒストリカル、豪快な末脚はどうした？

ルナまで登場してきたポートアイランドステークス。
タイキパーシヴァルにとっては、あそこまで絡まれるとは
想像していなかったことでしょう。そもそもコバノリチャード
をあそこまで前に行かせる必要はなかったのですが、押さえ
がきかない浜中騎手という感じでした。

ルナは、２，３馬身離して、離れた先頭のようなレースを
心がけて欲しいところなのですが、そういう訳にもいかない
みたいで、とっても残念でした。
ただ、ヒストリカルも好レースはしますが、なかなか勝ち切れ
ない感じですね。良い感じで伸びてはいるのですが、強烈な
末脚を繰り出すには、もう少しすんなりと走らせる必要が
ありそうです。とっても期待された一頭ですから、この後の
レースで復活の狼煙をあげてほしい。ただ、ここで勝たない
と、他の何のレースを使えばよいのか厳しいのか？

さて、毎日王冠はやはりショウナンマイティの激走を期待
したいですね。ロードカナロアに勝てたはずなのに負けた
状況で、運のない一頭なのですが、まだまだ引退はしない
ことでしょう。それほどレースを使っていないですし、
馬としては若いのかもしれません。
来年も走るのかもしれませんが、オルフェーヴル世代の
最強の一頭として、他のメンバーに立ちはだかる姿を
見せつけて欲しいところです。
面白いのはジャスタウェイでしょう。昨年はまさかの２着
に来たのですが、本番の天皇賞秋では乗り替わり。
そういう厩舎なのだとは思いますが、柴田善臣騎手にも
チャンスを与えて欲しいですね。